給与所得者の配偶者控除等申告書(丸に配)について
給与所得者の配偶者控除等申告書(丸に配)とは
こちらの書類は配偶者控除の金額を計算し記載する書類で、税制改正で配偶者控除に関する部分の記入箇所が多くなったため、従来どおりの丸に扶の書類では収まりきらなくなったことから分離され新しく新設された書類になります。
書き方について
大きく分けて配偶者控除を受けたい者の情報を記入する箇所と、その対象となる配偶者の情報を記載する箇所、最後のその結果を記入する箇所の3つの欄に記載していただくことになります。
会社記入欄を除き、1から順番に6まで記載すれば完了です。
1.配偶者控除の適用を受けようとする者の記入
まず配偶者控除を受けたい者の情報を記載します。前提として給与所得のみの方で年収400万円とします。
まず1の欄に記入します。
用紙の裏をご覧になり、左下の所得の区分と書かれた表の通り計算してください。
400万円ですと4,000,000÷4×3.2-540,000=2,660,000円となります。
その後、1の欄で出た計算結果を2の欄に持っていき、該当箇所にチェックマークを入れてその結果の記号を記入しましょう。
2.配偶者の情報を記入
次に配偶者控除を受けたい貴方の配偶者の情報を記載します。氏名等の記載の説明は省略。
年齢は70歳未満で給与のみの年収100万円とします。こちらもまず1の欄を記載し、その計算結果を2の欄に持っていってください。
1,000,000-650,000=350,000円が計算結果です。
3.1.2の計算結果をもとにして控除額を求める
区分Iと区分IIの記号を見て交わる部分の金額が配偶者控除の額になります。
区分IIの丸2までに当てはまれば配偶者控除、丸3丸4の場合は配偶者特別控除となります。右側の配偶者控除の額欄に380,000と記入します。
仮に配偶者の給与のみの収入額が170万円だと
1の記入は同じです。
1,700,000÷4×2.4=1,020,000となりますのでは配偶者欄の*2に1,020,000を記入し、判定を見て該当の箇所にチェックマーク。例では区分IIに丸4と記入します。
控除額の計算欄の表に当てはめて控除額210,000を求めて記入します。
この場合は配偶者特別控除となるので配偶者特別控除の額欄に記入して終了です。