創業後について

私たちはその事業について調査し精査しミーティングを繰り返して事業計画を練り、依頼者様はもちろん銀行や補助金関連機関に対して事業の成功安定が見える事業計画書を作成するのが一つの仕事です。

私は創業することだけに関しては、自己資金で開業、自己資金プラス借入で開業、全部借入で開業、いずれに関わらず現状(平成28年2月現在)ではそれほど難しい事とは思いません。もちろんハードルは少しずつ高くはなっていきますが、工夫次第で何とか開業はできると思います。

創業することに関して一番大事なのは、言うまでも無く開業し事業が動き始めてからです。

精査しミーティングを繰り返して練りに練った事業計画を基にして動き出した事業ですから、その時点では何よりも信頼できる計画になるわけですが、創業後に安易に計画を変更される方もいらっしゃいます。

もちろん情勢は日々変化しており、決められた計画だけにとらわれて動く必要もありませんが、販売商品や提供するメニューやサービスをがらっと入れ替えたり、販売価格や報酬額を大きく変更したり、過度にグレードの高い設備を購入されたりすると支援する側の私たちは少し不安になります。

例えばこんな感じです。

  • パン屋さんで計画し開業した後すぐにカフェに変わっていた
  • オーダーシューズのお店を立ち上げたのに開業後すぐに衣類販売に変わっていた
  • 価格1500円で計画を立て借入額が決定したのに、開業後すぐに1000円に変更された
  • 軽自動車を導入し事業開始する予定だったのに、開業時にはハイエースの新車に変更されていた

といった具合に、かなり極端に例にしていますが、こういったケースです。

パン屋を開業したかったからにはパンの知識があったはず
オーダーシューズのお店を計画したからには何かしらの優位点がオーナーにあったはず
価格1500円で計画した以上、借入返済の金額も1500円付近で合わせていたはず
軽自動車で計画したからには、借入額は軽自動車で計算していたはず

もちろん、一概にダメになってしまうわけではありませんが、計画した側から見るとかなり不安になってしまいます。

計画の変更や軌道修正を行いたいときは是非ご相談ください。